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「そろそろ終活を始めたい」「遺言書を自分で書けるか試してみたい」——そう思っても、何から手をつければいいか分からないという声は多い。実際、遺言書の書き方や財産の整理方法について調べ始めると、情報が多すぎて途方に暮れるケースが少なくない。
そんな人に使われているのが、遺言書キットやエンディングノートだ。書くべき内容が整理されていて、法的に有効な自筆証書遺言を作るためのガイドが付いているものや、財産・連絡先・医療情報などをまとめて記録できるものまで、価格帯も機能もさまざまな商品が出ている。
本記事では、楽天市場で購入できる遺言書キット・エンディングノートの人気商品5点を比較し、選び方のポイントとあわせて解説する。
遺言書キットとエンディングノートの違い
まず整理しておきたいのが、「遺言書キット」と「エンディングノート」は別物だという点だ。
遺言書キットとは
遺言書キットは、法的に有効な自筆証書遺言を自分で作成するためのセットだ。遺言書の書き方ガイド・用紙・封筒などが含まれていることが多く、正しい形式で書くためのサポートが充実している。書き損じた場合の訂正方法や、日付・署名・押印のルールなども丁寧に説明されているものが多い。
ただし、遺言書キットで作成できるのは「自筆証書遺言」であり、公正証書遺言とは異なる。形式ミスがあると無効になるリスクがあるため、内容が複雑なケースや確実性を重視する場合は専門家への相談も視野に入れるべきだ。
自筆証書遺言の基本的な仕組みや公正証書遺言との違いについては、「遺言書は40代で書いた方がいい理由」で詳しくまとめている。
エンディングノートとは
エンディングノートは、遺言書とは異なり法的効力を持たない。ただし、自分の財産状況・医療に関する希望・連絡先・葬儀の要望などを家族に伝えるための記録帳として広く使われている。「もしもの時に家族が困らないように」という目的で、40〜60代を中心に普及してきた。
法的な強制力はないが、家族が相続手続きや医療判断を行う際の参考情報として非常に役立つ。遺言書とエンディングノートを組み合わせて使う人も多い。
親が亡くなった後にどんな手続きが必要になるかについては、「親が亡くなった後の手続き、14日以内にやるべきことリスト」が参考になる。
選び方のポイント4つ
1. 目的を明確にする(遺言書作成 vs 情報整理)
法的に有効な遺言書を作りたいなら遺言書キット、家族へのメッセージや財産・医療情報を整理したいならエンディングノートが適している。両方必要なら、遺言書キット付きのエンディングノートや、セットで購入する方法もある。
2. 記入量・ページ数を確認する
エンディングノートは商品によって記入できる内容量が大きく異なる。財産目録・連絡先・医療希望・葬儀要望だけをコンパクトにまとめたいか、詳細に書き残したいかによって選ぶべき商品が変わる。
3. 書き方ガイドの充実度
初めて遺言書やエンディングノートを書く場合、解説が丁寧なものを選ぶと書きやすい。「遺言書虎の巻」のような別冊ガイドが付属しているものや、書き方例が豊富なものが使いやすいという声が多い。
4. 保管・管理のしやすさ
遺言書は完成後の保管場所も重要だ。自宅保管の場合は家族が存在を知っておく必要がある。2020年からは法務局での保管制度(1件3,900円)も始まっているため、完成後の保管方法もあわせて検討するとよい。
5商品の比較表
| 商品名 | 価格 | レビュー件数 | 評価 | 種別 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 石原10年日記 2026年版 | 7,950円 | 1,422件 | ★4.75 | 長期記録ノート | 10年分を1冊に記録。長期的な記録管理に強み |
| コクヨ エンディングノート(もしもの時に役立つノート) | 1,398円 | 847件 | ★4.53 | エンディングノート | コクヨ定番品。財産・医療・葬儀情報を網羅。記入ガイド付き |
| エンディングノート ハッピーライフ | 850円 | 335件 | ★4.42 | エンディングノート | 低価格で試しやすい。コンパクト設計で書き始めやすい |
| コクヨ 遺言書キット(遺言書虎の巻ブック付き) | 2,079円 | 302件 | ★4.58 | 遺言書キット | 自筆証書遺言を自分で作成できるキット。ガイドブック付き |
| コクヨ エンディングノート(フジワラAoiShop) | 1,750円 | 241件 | ★4.49 | エンディングノート | コクヨ正規品。同商品の別ショップ購入。セット買いにも対応 |
各商品の詳細レビュー
1. 石原10年日記 2026年版 ― 7,950円 / ★4.75(1,422件)
石原10年日記は、10年間の日々の記録を1冊に書き留めるロングセラー日記帳だ。厳密には「エンディングノート」ではないが、長期間にわたる生活記録・考え・出来事を蓄積できるという意味で、終活の記録手段として活用するケースも見られる。
レビュー件数1,422件・評価4.75という数字は、今回の5商品の中でもトップクラス。「毎年購入している」「親へのプレゼントにした」「10年単位で記録が振り返れる」といった声が目立つ。毎日の記録を継続したい人、過去の記録を残したい人に向いている。
ただし、遺言書の作成や財産情報の整理という用途には対応していないため、純粋な終活準備として使うなら他のエンディングノートと組み合わせる使い方が現実的だ。
2. コクヨ エンディングノート もしもの時に役立つノート ― 1,398円 / ★4.53(847件)
コクヨが出しているエンディングノートのスタンダードモデル。財産目録(預金・不動産・株式・保険)、医療情報(延命治療の意思・かかりつけ医)、葬儀の希望、連絡先リスト、家族へのメッセージなど、終活に必要な記録項目が網羅されている。
記入欄には書き方の例や説明が適度に入っており、何を書けばいいかが分かりやすい設計になっている。「初めてエンディングノートを書いた」「親に渡したら喜ばれた」「項目が整理されていて書きやすい」という声が多い。
価格が1,398円と手頃で、コクヨブランドへの安心感もあり、初めてエンディングノートを購入する人にとって手を出しやすい選択肢の一つだ。
3. エンディングノート ハッピーライフ ― 850円 / ★4.42(335件)
5商品の中で最も安価な850円のエンディングノート。「まず試しに書いてみたい」「プレゼントとして気軽に渡したい」という場合に選ばれやすい。
コンパクトな作りで、必要最低限の情報を記録できる設計。「書きやすい」「使いやすいサイズ」という評価がある一方、詳細に書き込みたい場合は記入欄が物足りなく感じるケースもある。詳細な財産目録や長文の家族へのメッセージを書き残したい場合は、より記入量の多いノートを選んだほうがよい場合もある。
記録内容が少なめでよい、とにかく低価格で始めたい、という人向けの選択肢だ。
4. コクヨ 遺言書キット(遺言書虎の巻ブック付き)― 2,079円 / ★4.58(302件)
5商品の中で唯一、自筆証書遺言を作成するための専用キットだ。「遺言書虎の巻」という別冊ガイドブックが付属しており、遺言書の書き方・注意点・法的要件がまとめられている。遺言書用紙・封筒も含まれており、セットで遺言書を完成させることができる。
「ガイドが分かりやすい」「一通り読めば書けそうだった」「プレゼントとして渡した」という声が多い。評価4.58はエンディングノート類と比較しても高水準で、特に「自分で遺言書を書いてみたい」という人から支持されている。
ただし、遺言書キットで作れるのはあくまで自筆証書遺言であり、内容が複雑な場合(事業承継・複数の不動産・前婚の子がいるケース等)は、司法書士や弁護士に相談したうえで公正証書遺言を検討することが多い。キットを使って一度書いてみることで「何を書けばよいか」「どこが難しいか」を把握する、という使い方も現実的だ。
5. コクヨ エンディングノート(フジワラAoiShop)― 1,750円 / ★4.49(241件)
商品自体はコクヨのエンディングノート(les-e101)正規品で、ショップが異なる別出品だ。2番目に紹介したコクヨ製品と同ブランドの商品ながら、価格帯・ショップが異なるため、セット購入やまとめ買いを検討している場合の比較候補になりうる。
「コクヨのエンディングノートを複数冊そろえたい」「ギフト用にまとめて購入したい」という場面で活用されやすい。1点単品の購入であれば、より価格が低い商品2(1,398円)と比較しながら購入することをすすめる。
どれを選べばいいか:目的別おすすめ
法的に有効な遺言書を自分で作りたい
→ コクヨ 遺言書キット(遺言書虎の巻ブック付き) が最適。ガイドブック付きで、初めての自筆証書遺言作成に取り組みやすい。
財産・医療・葬儀情報を家族に残したい
→ コクヨ エンディングノート(もしもの時に役立つノート) が手堅い選択。記入項目が網羅されており、1,398円と手頃。
まずは低価格で試したい
→ エンディングノート ハッピーライフ(850円)。書いてみてから内容を見直し、より詳細なノートに移行するという使い方もある。
長期間の記録を残したい
→ 石原10年日記 は日々の記録・出来事・考えを10年分蓄積できる。遺言書・エンディングノートとは別に、日記として家族への記録を残す用途に向いている。
遺言書+家族への情報整理を同時に進めたい
→ 遺言書キット(コクヨ)+エンディングノートの両方を揃えるのが現実的だ。合計3,000〜4,000円程度で揃えられる。
遺言書キット使用時の注意点
自筆証書遺言には法律で定められた形式要件がある。主なポイントは以下の通り。
- 全文を自書する(ワープロ・代筆は無効)
- 作成日付を必ず記載する
- 氏名を自書する
- 押印する(実印でなくても可だが実印が望ましい)
- 財産目録のみパソコン作成可(2019年の法改正から)
形式を誤ると遺言書全体が無効になるリスクがある。複雑な財産構成(不動産複数・事業承継・前婚の子がいるなど)の場合は、キットで内容を整理したうえで、司法書士や弁護士に確認・相談することも選択肢に入れておくべきだ。
相続の手続き全般については「親が亡くなった後の手続きリスト」も参考になる。また、相続をめぐって家族間で話し合いがうまくいかない場合や、争いが生じた場合は、早めに弁護士への相談を検討することが多い。
まとめ
遺言書キットとエンディングノートは、終活を「自分で」始めるための入口として機能する。法的効力を持つ遺言書を作りたいならコクヨの遺言書キット、家族への情報を整理して残したいならエンディングノートが基本の選択だ。
価格は850円〜7,950円と幅広く、いずれも自宅で始められる。まず1冊手元に置いて書き始めることが、終活の第一歩として機能するケースは多い。内容が複雑・不安な部分がある場合は、ノートで整理したうえで専門家に相談するという流れが現実的だ。
※本記事は法的助言を目的としたものではありません。遺言書の作成・相続・その他の具体的な法律問題については、弁護士・司法書士等の専門家にご相談ください。
